脳内セロトニンは、不足すると精神が不安定になりやすく、うつ病などの精神疾患を発症するリスクが高まると言われています。
そのため、セロトニンを増やすために、食生活も見直す必要があります。
まず、セロトニンを増やすのに欠かすことのできない成分がトリプトファンです。
トリプトファンには、脳に運ばれるとセロトニンを生成する働きがあるため、セロトニンを増やしたい場合はトリプトファンを多く含む食品を摂取することが必要になってきます。
トリプトファンは体内で合成できない必須アミノ酸なので、トリプトファンを多く含む蛋白質の摂取が必要です。
蛋白質の中に含まれるトリプトファンは少ないので、他のアミノ酸グループ(BCAA)に邪魔されて脳への運搬が低下します。
適量の炭水化物を一緒に摂取するとインシュリンが分泌されて、他のアミノ酸グループ(BCAA)が筋肉で消費されます。
その結果、アミノ酸トランスポーターで脳に運ばれるトリプルファンが多くなります。
トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、食事から摂取し脳に運ばれると「鎮痛」「催眠」「精神の安定」などの効果があるセロトニンという脳内物質をつくる素になります。
このトリプトファンは体内で合成することはできません。
そして、トリプトファンだけでは、セロトニンは作られないという点に注意が必要です。
摂取したトリプトファンからセロトニン作るために必要なのがビタミンB6です。
トリプトファンとこのビタミンB6が合成されて初めてセロトニンになります。
脳内セロトニンを増やすには亜鉛(Zn)・マグネシウム(Mg)・鉄(Fe)を多く含む食品の摂取同時に行ってください。