お母さんは朝から夜まで働きどおしです。気が付いたときは気になる不調だらけ!! ここでは、女性の体の特徴やおすすめの食材、生活面での注意したいポイントとを紹介します。
中国では、初潮を迎える頃、母親が娘に月経についてのあれこれをきっちり教えます。 そのため、どんな女性でも、月経中にどんな性活をすればいいのか、どんな症状が出たら病気を疑えばいいのか、と言った基礎知識を持っています。 正常な月経は、健康な赤ちゃんを生むための大切な準備です。でも、それだけではありません。 月経は女性の健康バロメーターとも言える存在です。きちんとした知識を得ることで、月経痛を始めとする不快症状や、子宮や卵巣の病気を防ぐこともできるのです。 正常な月経がどんなものかまとめてみましたので、是非チェックしてみてください。
正常な月経周期と経血量、色、状態
中国の最も古い医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「男性は8の倍数、女性は7の倍数で年をとる」という記載がります。 これを「七損八益(しちえきはちそん)」といい、男性と女性の生理機能の発達の違いを述べています。 女性の記述は次のようになっています。「7歳で乳歯が永久歯に抜け替わり、髪の毛が豊富になる。14歳で月経が始まり、21歳で身長が伸びる。28歳では体がもっと丈夫になるが、35歳になると次第に肌や髪が衰え始め、42歳では白髪が目立つようになり、49歳で月経が止まる」
*「七損八益」とは男女の成長発育に関するいわば規則ですが、なぜ女性が損で、男性が益なのかというと・・・ 女は七を一紀とし、月経が時に応じて下がるので損 男は八を一紀とし、精気が豊かになってくるので益 という表現なのです。決して、女性が「損をしている」わけではありません。
月経中は、「血(けつ)」と一緒に「気(エネルギー)」も外に流れ出し、一時的に「気血(きけつ)」ともに不足した状態になります。 そのため、ちょっとだるかったり、眠かったりしますが「痛い」となると、ちょっと問題です。 月経痛のある人は非常に多いので、それが普通だと思われがちですが、正常な月経には痛みは伴いません。 月経痛のある人は次に紹介するような生活術を身に着けて予防に努めましょう。 なお、痛みがかなり強い場合は、子宮や卵巣に病気がないかどうか、一度婦人科でチェックを受けたほうがいいでしょう。
月経中のトラブルや「瘀血(おけつ)」を防ぐために最も大切なことは、普段の性活です。特に月経中は、身体を冷やしたり疲れさせることのないよう、十分気を配らなくてはいけません。 日本では「生理休暇」なるものはあっても、ちゃんと休んでいるのは月経痛が重い人ぐらいではないでしょうか。スポーツ好きの人に至っては、月経中でも激しい運動や水泳をする人も多いと聞きます。 水に入ったり、激しい運動をすると、子宮の収縮が激しくなって、内膜が剥がれやすくなり、出血量が増えてしまいます。これは、月経痛の原因にも成りますし、貧血を引き起こす可能性もあるのでやはりスポーツは避けるべきです。 お風呂も、シャワーで清潔を保つことは大切ですが、入浴は避けるようにしてください。
「瘀血(おけつ)」:血液の流れが全身的に、あるいは一部で滞り、体の各所に栄養が行き渡らなくなる状態です。
月経中は、生ものや冷たいものを避け、消化が良くて体を温めてくれる食事を摂ることが大切です。 中国の女性は、月経中の血の不足を補うために、クコの実、黒ゴマ、黒砂糖、金針菜、当帰など、補血作用のある食材をとりいれ、月経不順や月経痛の予防を心がけています。なかでも、活血作用も兼ね備える当帰は、月経中のトラブル予防や治療にオールマイティに使われます。 さくら薬局では「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」というシロップ剤が女性に好評です。
月経中の生活術 ・疲れをためない ・激しい運動や水泳は控える ・入浴はできるだけ避ける ・体を冷やさないような服装を心がける ・素足やミニスカートを避け、下半身の保温につとめる ・生ものや冷たいものを避け、消化が良くて体を温める物を摂る ・血の不足を補う食材を取り入れる
若い女性に、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が増えています。これらの病気は、中医学的に見ると「瘀血(おけつ)」がからんでいます。 やはり、普段のライフスタイルや月経中の不養生が影響を及ぼしているのでしょう。もし、子宮や卵巣の病気にかかっている事が分かったら、ホルモン剤を使った治療を始める前に、ぜひ漢方薬も治療の選択肢にいれてください。 中医学による治療は、身体全体のバランスを整えながら、つらい症状を取り除いていくため、身体に余計な負担をかけずに済みますし、ケースによっては西洋医学的な治療よりずっと早く効果が現れることもあります。 また、すでに西洋医学的な治療を併用することで、身体が持っている治癒力を高め、病気を治しやすくすることができます。
弊社の○○について説明しております。
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