脾胃(胃腸)は「湿を嫌い、燥を好む」ってどんな意味?
ジメジメの梅雨が開けたら、いよいよ本格的な夏の到来です。
夏といえば、土用の丑の日に食べるうなぎを楽しみにしている方も多いかもしれません。
土用の丑の日は「う」のつく食べ物を食べると病気にならない(食あたりしない)という風習があったそうです。それで、うなぎが有名なのですね。
今年は7月25日(火)と8月6日(日)の2回あります。
「うなぎは栄養豊富だけど、ちょっと脂っこいしカロリーが気になる」という方は、「う」がつく食べ物…たとえば、うどんや梅干し、うりなどはいかがですか。
うどんは消化がよく、梅干しは疲労回復に効果的なクエン酸たっぷり、うり(きゅうりやスイカなど)は体の熱を冷ましてくれる働きがあります。
蒸し暑い夏は、胃腸のパワーが落ちやすいといわれています。
日頃、胃腸のトラブルがあまりない方も、この時季の過信は禁物です。
冷たいものの摂り過ぎはよくないといわれますが、胃腸は「湿を嫌い、乾を好む」臓器なので、冷たいものや水分を摂りすぎると胃腸の働きが悪くなり、エネルギーや栄養が全身にまわらなくなり、夏バテを引き起こしやすくなるのです。
吐き気や胃もたれが気になる方は、胃腸に「湿」が溜まりすぎている可能性が。
冷たいものを控えて「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」などをお試しください。
過剰な冷房や冷たいものの摂り過ぎなどで身体が冷えると、胃腸の働きにも影響が出てきます。カーディガンなどでの防寒対策や「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」を飲んだりすることをオススメします。 常に胃腸の調子が悪かったり、疲労感が強い方は体内の「気」「血」「陽気」が足りていないので特に養生を意識してください。「健脾散エキス顆粒」などがオススメです。
一人ひとりのお悩みに合わせた漢方薬をアドバイスいたします。