「気」の補いに補中益気湯を

「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」で胃腸を元気に!

気の不足を補い、胃腸の機能を強化する

気の補充と上昇、慢性疲労に応用しよう

先日の米パニックには驚いたが、どうやらそれも一段落(1993年)。われわれアジアの民にとって、米は命の綱であることを、改めて認識させられた。                        今回は、その米とも縁の深い「気」について考えてみたい。                   中医学では、呼吸によって取り入れられた自然の清気(せいき) と、米などの水穀から得られる栄養分が合体して、身体の気(生命エネルギー)となると考えている。                  気(氣)という文字は、もともと「气」に「米」と書く。語源には諸説あるが、气には立ち上る山気(自然の気)という意味があり、米は文字通り水穀の気を現し、その二つを組み合わせたものが「氣」と理解すればよいだろう。                                     体内の気は、もともと上に向かう作用がある。脳に栄養を送り込んだり、内臓を引っ張り上げて腹腔に固定させているのも、その力である。この気が弱くなると、めまいや頭のふらつきが出たり、胃下垂や子宮脱、脱肛のような内臓下垂などが起こりやすい。                      これらの諸症状のもとには、気の不足状態があるため、治療には補気薬(ほきやく)を用いる。    代表的な漢方薬に、中国の金・元の時代に開発された「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」がある。 人参や黄耆(おうぎ)など、気を補い胃腸の機能を高める生薬に、気を上昇させる作用を持った柴胡や升麻を組み合わせた処方で、現代人の慢性疲労症候群にも応用できる。                              

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