麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

麦味参顆粒は、中国では「生脈散(しょうみゃくさん)」として800年あまりの歴史を持つ有名な処方です。  「気」と「陰」を補う効能だけでなく、更に注目すべき点は、現代医学で言う心肺機能に類似した胸中の元気“宗気(そうき)”を強める働きです。            中国では内服以外に、救急用の点滴注射液も作られ、多くの患者に投与されています。             病中病後の元気作り、心肺機能を高めるため、疲労回復の保険薬に適した処方です。              「生脈散」の“生脈”とは、脈を生ずるという意味で、脈をイキイキさせることで、病中病後の体力低下や消耗状態の改善、強心剤として使われるほか、水に溶かして健康茶のように飲まれています。                                       この生脈散を基に製剤化した医薬品が麦味参顆粒です。                  血液の粘りをとって血液をめぐらせ、エネルギーを強め、血流を改善し、心臓のポンプ機能を高め、さらに体の隅々まで潤いを補って、心身の疲れの予防や慢性疲労、精神的なストレスによる倦怠感等に対応し、お子様からご高齢の方まで、幅広い年齢層に服用していただけます。

生薬のトリプルパワー

麦味参顆粒に配合されているのは人参、五味子、麦門冬の3つの生薬です。                主要な生薬である人参は元気を補い、麦門冬は身体に張りと潤いを与え、五味子は身体の消耗を抑えるとともに、他の2つの生薬の働きをより高める作用をしています。                       3つの生薬のバランスの良い組み合わせが、滋養強壮や疲労回復、潤いの補充などに強力なパワーを発揮するするため、効果が早く出るとされています。

毛利元就の「三本の矢」の逸話がありますが、1本の矢はたやすく折れてしまうが、3本合わせると強力になるというたとえを使い、3人の息子たちがお互いに助け合うよう戒めたものである。                                      「麦味参顆粒」もたった3種類の生薬だが、それぞれ異なった個性を持つ生薬を合わせることにより、身体に張りと潤いを持たせる働きをお互いに高めあっている。

  ・人参 :消耗した気(エネルギー)を補う。抵抗力を高める。              ・麦門冬:消耗した津液や潤いを補う。のぼせやほてりを鎮める。            ・五味子:収斂作用(しゅうれんさよう)があり、津液の発散を防ぐ。                正気を高め邪気の侵入を防ぐ。

3つの生薬が互いに薬効を高め、補気・養陰・斂汗の作用を高めます。

暑さで心臓に負担、生脈散が有効

発汗過多による動悸・息切れ・倦怠感を予防          中国漢方がよくわかる本 路 京華著から

狭心症や心筋梗塞などの心臓発作は、冬に多発するものとされているが、真夏の暑い時期も油断はできない。 猛暑が続く夏は、新聞を見ても、心臓病で亡くなる人が結構多い。                    中医学でいう暑熱の頃は、大量発汗による体液を消耗するだけでなく、汗とともに体の中の気(エネルギー)が漏れ出るとされている。       気を消耗しすぎると、心臓の機能を弱めることになり、脈拍が弱くなったり、不整脈、動悸、息切れといった症状が現れる。また、発汗により血液が濃くなり、粘り気が増し、血栓ができやすくなる。この季節の高温多湿な気候や、台風などによる気圧の変化も心臓に負担をかけやすい。高齢者や、日頃から心臓に不安を抱える人は注意が必要だ。            中国では、古来より暑熱の時期の諸症状に、生脈散という処方をよく用いる。       気を補い体力をつける人参、体液を増し、濃くなった血液を薄める麦門冬、皮膚の表面から汗と気が漏れるのを防ぐ五味子からなる処方である。生脈散は心臓の働きを強めるとともに、冠状動脈の拡張・血液凝固の抑制・体液補充などの総合作用によって、暑熱からくる諸症状を改善してくれる。                                   日本では「麦味参顆粒」という顆粒タイプのものが入手できる。             なお、夏の食養生としては、メロンやすいかなどウリ科の果物を努めて摂るようにしたい。体液補充とともに、血栓予防の効果があることも確認されている。           

生脈散で消耗した身体に活力と潤いを

気虚と陰虚が混在する慢性病や癌などは補気養陰法       中国漢方がよくわかる本 路 京華著から

心臓病や喘息などで、心・肺機能が弱っている場合や、慢性の消耗性疾患、癌などでは、疲労倦怠感、動悸、息切れ、声に力がないといった気虚(元気不足)症状と、口渇、皮膚の乾燥感、手足のほてり感などの陰虚(体液不足)症状が混在して見られることが多い。      これを中医学では「気陰両虚(きいんりょうきょ)」という。高熱や下痢、嘔吐、発汗や排尿過多などによって津液(身体に有用な水分)を損なうと、これに伴い気(エネルギー)も消耗する。一方、水分や栄養分の消化吸収や代謝全般は、気の働きよっているため、気虚が津液不足を引き起こし、陰虚状態になることもある。                        このように気と陰は、相互に影響しあっているため、様々な病気で気陰両虚が存在することになる。病気でなくても、暑さや激しい運動、過労などで大量の汗をかくと、一時的な気陰不足な状態になることもある。                              また、この気陰両虚を生まれつきの体質として持っている人もいるし、高齢者にもよく見られる。治療原則は、気を補い津液を増やす(生津:せいしん)補気養陰法である。       代表的な法剤の一つに生脈散(麦味参顆粒)がある。強心作用があり、肺気を補う人参に、津液を増やし身体に潤いをもたらす麦門冬と、気や汗の漏れを防ぐ五味子を組み合わせたシンプルな処方だが、“脈を生じる”とのネーミングどおり、気陰両虚の消耗した身体に、活力と潤いを取り戻せる。

カラ元気から本当の元気へ

 栄養ドリンクで元気が出る??

やる気を起こすために、元気になる健康ドリンクなどを飲んでいる人をよく見かけるが、そこから得る元気は一時的に作った「カラ元気」に過ぎなく、持続的な「本当の元気」を作るには、身体の中から作らなければならない。                       それを助けるのが「補気薬」であり、副作用が少なく、元気を素早く補い、、持続的に効果が現れるものとして、「麦味参顆粒」がおすすめである。                 また、自然界の「気」は、昼夜のリズムに合わせて変化している。体内の「気」も陰陽の変化によって体内をめぐり、朝に陽気が上昇し、昼にはもっとも盛んになり、午後から徐々に弱まり、夕方以降には収束していく。                           人間の元気も、朝には一日の活動に備えるために上昇し、午後や夕方になると不足しやすい傾向にある。元気が足りないときは、朝はぼんやりし、午後には眠くなり、夕方には疲れ切って家事や仕事が辛くなったりする。                           朝からスッキリしない、起きられない、夕方まで元気を保持したい方にも「麦味参顆粒」をおすすめする。                                    倦怠感、肩こり、頭痛などが顕著な場合は、「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」との併用をおすすめする。

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