消化を助ける「晶三仙」 その2

晶三仙のの使い方

中国のドクターや薬剤師に良く知られている「焦三仙(しょうさんせん)」とは、山楂子(さんざし)・神曲(しんきょく)・麦芽(ばくが)を炒めたり、焦がしたりして等分に配合したものです。「三仙」とは三つの貴重なものという意味をもっています。 

イスクラ晶三仙に含まれている三つの貴重な生薬の解説をしてみたいと思います。

「山楂子(さんざし)」                                 山楂子は果物として愛用されると同時に素晴らしい薬効を持つ生薬です。          李時珍著『本草鋼目』では「飲食物を消化し、肉積(肉類の食べ過ぎ)をなくす。また、痰飲、痞満、呑酸、滞血、痛張にも良い」と指摘した。                     『日用本草』には食積を化し、結気を動かし、健胃、血痞気塊をなくす」という記載があった。山楂子は開胃(食欲を催す)消食、化滞消積、活血化瘀、収斂止瀉といった効能を持つ重要な消食薬(消化を助ける)です。肉類の食べ過ぎ、飲食の消化不良、腹痛、下痢などに使われます。

現代医学の研究により、山楂子には大量のビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、山楂酸などが含まれています。それは胃液の中のアミラーゼ、脂肪分解酵素等を増やし、特に肉類、脂っこいものの消化を助けます。

「神曲(しんきょく)」                                 別名六曲と言われています。良く使われる消化促進の薬の代表です。現代では消化促進、食欲増進の目的で主に脾胃虚弱、消化不良、食欲不振、食べ過ぎ、下痢などに使われています。

現代医学の研究では、神曲は酵母製剤で、ビタミンB群、酵素、タンパク質、脂肪などが含まれ、酒に酒食、宿食(未消化のまま残ったもの)を消化する。

「麦芽(ばくが)」                                   麦芽は大麦を発芽させたもみを乾燥させたものです。消食、健脾の働きがあります。主に澱粉類の食べ物を消化するが、脾虚による消化吸収の低下、食欲不振に使います。

現代医学の研究によると、麦芽にはアミラーゼ、転化糖酵素、タンパク分解酵素、ビタミンB・C、脂肪、レシチン、麦芽溏、ブドウ糖などが含まれ、主に穀類の澱粉質を消化します。

以上の薬効を総合すると、晶三仙の中の山楂子は肉類を消化し、麦芽は麺類を消化し、神麹は穀類の消化を助けます。                                 合わせて、健脾益胃、消化促進の治療効果があると言われています。また、ビタミン、酵素、タンパク質、糖類等人体に必要な栄養物質が豊富に含まれています。             よって、病気の治療は勿論のこと、健呼応な人の養生・健康増進に中国では使われています。

晶三仙の耳寄りなお話し

長期、漢方薬を服用している方に

婦宝当帰膠、六味地黄丸、杞菊地黄丸、八仙丸などのような補益薬を服用する場合晶三仙を併用すると胃もたれなどの胃腸障害を予防します。または各種慢性疾患で身体が受け付けないとき、晶三仙を併用すると効果を高めます。                      丸剤や錠剤を長期間服用する場合、晶三仙をへいようすると、その漢方薬の吸収を良くし、曽於の効果を高めます。                                また、丸剤の中に消化吸収しにくい鉱物性生薬が含まれている場合、晶三仙を併用するとその吸収を高めます。

生活が裕福になった現代では、過食によって引き起こされる病気が増えてきています。   晶三仙を構成する生薬はすべて食品であり、栄養効果と薬物的治療効果の両面を持っています。晶三仙をうまく応用すれば、色々な病気の飛ぼうと治療に応用できます。

晶三仙は、まさに「未病先防(みびょうせんぼう)」の最先端の食品です。

脂肪分解作用があり、太り過ぎが気になる人に最適

肉類の消化を助ける山楂子(さんざし)の実            中国漢方がよくわかる本 路 京華著から

秋から冬にかけて、北京の街角では串に刺した山楂子飴売りの露天商をよく見かける。           山楂子の赤い実の表面を水飴で固めたお菓子で、大人から子供にまで人気がある。日本の夜店でよく見かける、りんご飴を小さくしたようなものだと思っていただければ良い。                              この飴売りが街に出てくると、北京もいよいよ冬支度。寒い季節の風物詩として親しまれている。中国では、肉を食べたあとには、酸っぱいものを食べると良いと言われている。    寒い季節の食卓によくのぼる羊肉には、甘酸っぱい山楂子の実がぴったりだ。       この実の果肉は山楂肉(さんざにく)といって、漢方薬の原料となる。山楂肉は、漢方では消化剤に分類され、肉類の消化を促進する作用が強いといわれる。さらに、脂肪分解作用や血管拡張・血行促進作用があることも確認されており、高脂血症や動脈硬化、太り過ぎなどが心配な人にも良い。

また、山楂子を使った食品は、山楂餅やジュースなど数多いが、面白い健康食品として羅漢果山楂晶(らかんかさんざしょう)がある。羅漢果は果物の一種で、喉を潤す作用があって、中国では歌手が声がれ防止の為によく用いる。                       最近流行のカラオケでも愛用者が多い羅漢果山楂晶は、これに山楂子を組み合わせた固形の食品で、お湯に溶かして飲む。                             宴会で肉類など脂っこいものを摂りすぎ、カラオケでのどをよく使う日本のサラリーマンには格好の健康食品といえる。

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晶三仙その1

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